- 東京都千代田区丸の内3
35°40’40.6″N 139°45’48.9″E - 2014/12/29 6:43 撮影
長らく記事作成を放置してしまいました…。
16ヶ所目は都内ど真ん中のスポット、東京駅地中深くの通称 “京葉地下ホーム“ より。
京葉線の東京駅乗り入れ開始と同時に設けられた線路の車止めで、到着列車のオーバーラン猶予を確保するためなのか、表題で “のりば” と称しつつも、実際に車止めが設置されているのはホーム先端部よりも数十メートル先の位置である。
ホーム終端部から車止めの設置箇所、そしてトンネル空間の終端部へは照明設備がないため暗闇が広がっており、撮影の都合を考えれば三脚を使用した長時間露光となろう。
しかし人影薄いホーム終端部とはいえ駅構内。昨今の周辺事情も勘案し、写真の仕上がり面で多少の犠牲を覚悟しつつ、ホーム柵によるアングル固定と到着列車のヘッドライト (ハイビーム) を拝借して記録に臨んだ。
線路終端には信号・通信関係のものなのかケーブル類が這っており、鉄道施設としては無機質というか小ざっぱりしたイメージのある地下線ではあるが、案外にゴチャついた様相である。
この地下ホームに訪れるたびに頭を過ぎるのは、某テーマパークでの思い出…ではなく京葉線の新宿方面への延伸構想だ (物好き的には) 。
このホームを設置する位置と方向を決定する上での因果とも言うべき根拠の一つが同構想であるが、昨今の少子化や今般の新型肺炎流行をきっかけとしたリモート/テレワーク普及の加速でその意義は少なからず失われたであろうし、この延伸で混雑緩和が期待されるであろう中央線も目下二階建てグリーン車の投入計画が進行中であるからして、ここにある車止めも当面はそのまま与えられた仕事をこなし続けていくのであろう。