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#011 梅小路運転区 転車台 側線

11ヶ所目は私の “ご近所” から。

国内屈指の鉄道関連展示施設である「京都鉄道博物館」。
その前身である「梅小路蒸気機関車館」が先述の博物館へのリニューアルを前に一時閉館することとなり、扇形庫内収蔵車両のいわゆる “頭出し展示” や、閉館を記念した特別展などが催された、まさに閉館直前の時期に撮影した車止めが今回ご紹介するもの。

ごくオーソドックスな第3種車止めで、視認性向上のため “逆U字” の部分が白ペンキで塗られているが、あまり禿げや錆の浮きなどのダメージがない、比較的良好なコンディションの車止め (?) である。
来館者に腰かけられでもしてしまったのか、渡してある補強の棒が曲がってしまっているのはご愛嬌。

今回取り上げた車止めは、同館のアイコンの一つ、国内最大規模を誇る転車台に接続された側線のうちの一本に設けられたものだが、同館…というより正式な鉄道施設としての「梅小路運転区」敷地内では他にもいくつかの車止めを記録しているので、追ってご紹介していきたい。

閉館を記念した、「スチーム号」を牽く8630号と「義経号」の並走展示走行。

近年の国内のSL保存界隈ではC56形160号の本線引退などファンとしては残念な話題もあったが、今後も京都鉄道博物館とJR西日本の活動に期待を込めてエールを送りたい。