- 長崎県南島原市加津佐町水下津
32°37’26.0″N 130°10’00.3″E - 2002/8/26 12:33 撮影
15ヶ所目は九州、10余年前の長崎より。
2008年に路線延長の半分近くが部分廃止となった島原鉄道線の、廃止区間側の元来終着駅であった加津佐駅。その構内に設けられていた車止めをご紹介したい。
1面1線の “棒線駅” に留置線2本を備えた構造で、上掲の写真には写り込んでいないが、車止め自体は第3種である。
車止めに加えて古まくら木とバラストによる “プロテクター” を備えており、車止め本体のレール部分はポピュラーな3種であれば逆U字形となっているところ、同駅のものは鋭角な山形である点が特徴的であった。
車止めの様子がわかる写真が「裏辺研究所」様で掲載されているので併せてご覧いただきたい。
(「日本の旅・鉄道見聞録」→「駅舎&鉄道路線図鑑」→「島原鉄道」→「加津佐駅」の項より。)
加津佐駅を訪れた当時の私はいまほどには車止めに興味を持っておらず、よもや数年後に廃駅になろうとは想像に至らず、”鉄道ファンあるある” ではあるがもっと記録を残しておけばと悔やまれるばかりである。
この記事の作成にあたり改めて現地の様子をGoogleマップ (航空写真) で確認てみたのだが、現在の加津佐駅とその構内の跡地はきれいに更地となってしまっているようだ。
皆様も撮り逃しにはご注意を。